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ACER(エイサー)がパソコン世界出荷台数第2位へ

今回はちょっとティーブレーク的なお話しをさせていただきます。

米調査会社IDCが14日まとめた7~9月期の世界パソコン出荷台数によると、台湾のエイサー(宏碁)が米デルを抜いて初めて2位に浮上した。米ヒュー レット・パッカード(HP)は首位を維持した。不況でデルが強みとする法人向けが低迷するなか、エイサーは低価格ノートパソコンでシェアも大きく伸ばし、 首位HPを射程圏にとらえ始めた。

というニュースがIT+に掲載されていました。

この1,2年で爆発的に普及した、いわゆるネットブックといわれる低価格ノートパソコンの分野で日本でもASUSTekとともに一気に知名度を上げたメーカーでしたが、これは全世界的にも同じだったようです。

台湾は10年以上前からパソコン部品に関しては世界の基幹地域でしたが、部品だけでなくパソコン本体にも本格的に乗り出したのはつい最近のことです。
調達コストなど考えれば当然現地で生産したものを現地で組み立てして販売することが一番コストが落とせるはずですから、まさに理想的な生産環境なのではないでしょうか?

日本メーカーの「付加価値をつけて高価格を維持」する販売戦略に対し「必要最低限のものを低価格」で販売するという台湾メーカーの戦略はこの不景気な時代背景も相まって追い風となり販売台数がうなぎ登りという状態でした。
日本メーカーも今では高価格帯の製品が売れない(売れる必要もないと個人的には思いますが…)こともあり対抗するために同じようなコンセプトのパソコンを販売していますが、後手後手の状態になってしまいました。

同じ安さが売りのデルをもしのいでしまうとは全く予想できませんでしたが…
勢いというものは恐ろしいですね。

今後どのように推移していくのか、注目していきたいと思います。