今回はノートパソコンのご利用のお客様が「ディスク容量が一杯になってしまい、いくら不要なものを消しても改善しない」というご相談を受けましたのでこの件をご紹介させていただきます。
お客様の状況をまとめると
- 特に大きなデータを扱っているつもりはないのにハードディスクが一杯になってしまったようだ。
- 頻繁にディスク容量不足の警告メッセージが表示される。
- ディスクのクリーンアップや不要なアプリケーションを削除しても状況が改善しない。
という内容でした。
とりあえず、状況を確認するためお持ち込みいただいたパソコンの利用状況を確認してみます。
ディスクの利用状況を確認するためには私はFileSumというフリーソフトをよく利用しています。
(学生時代から長い間お世話になっているお気に入りソフトの一つです。)
残念ながら諸事情で今回のパソコンの状況掲載できませんが、上の画像のような結果がワンクリックで取得できます。
さて、その結果はどうなったかと言いますと。。。。
インターネットの一時ファイルがハードディスク全体の90%を超える容量を占めているではないですか!!
通常はインターネットの一時ファイルは容量制限(自動的に設定されているが、利用者が任意にも設定可能)があり、必要以上にはディスクを食いつぶす事はないはずなのですが、インターネットエクスプローラの場合、「何らかの原因で異常終了してしまった場合」等はこの一時ファイルを正しく管理出来なくなり、このときに生成されたファイルは通常の方法(インターネットエクスプローラのオプション設定等)では削除出来ない状態になってしまうのです。
したがって容量制限の設定を無視して増え続けてしまうという状態に。。。
このような状態になってしまった場合は、ソフトウェアの機能を使わず直接インターネット一時ファイルを削除することで改善可能です。今回もこの方法で一旦ファイルをきれいさっぱりお掃除して動作確認をしました。
設定の範囲内で一時ファイルが作成されることが確認出来ましたので、これで一件落着。
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としても良いのですが、こうなる原因がパソコン内に潜んでいる可能性がありますので、同じ事がまた発生しないように対策もしておくことにしました。もし同じ状況に陥りそうになっても自動でファイルの削除を行うようにして修理完了。
エクスプローラ等を普段お使いいただいているような方にはすぐにでも今回の問題は対策可能ですが、エクスプローラって何? 一時ファイルって何? というような方にはこのような状況になると手も足も出せない状況になってしまいます。
本件に限らず困ったことがありましたら、あまり深く考えず弊社をご利用いただければと思います。
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