今回は今までまだ紹介したことがありませんでしたデータ復旧について紹介させていただきます。
その案件は上田市の土木関係のとある企業様からレスキュー依頼。
内容は「デジタルカメラで撮影したデータが突然見えなくなってしまったので復旧したい」というもの。
詳しい状態をお聞きすると
- デジタルカメラに記憶メディア(今回はxDピクチャーカード)を入れるとフォーマットを要求されてしまう。
- パソコンのカードリーダーに接続してもフォーマット要求。
- デジカメ、パソコン両方とも何台かで試したがすべて同じ状態。
- 特に壊れるような取り扱いをした覚えはない。
- 撮影時までは問題なかったが、会社に持ち帰りパソコンのカードリーダーにメディアを挿入したときからエラー発生
- 同業他社に復旧依頼をしたが、復旧不能と判断された。
「カード自体は認識できるようだがそこからデータを取り出しできない」とのこと。
このご依頼は3月に対応させていただいたのですが、まだまだ寒い日が続いており静電気によるメディア破壊の可能性が大いに考えられる状況で、他社で復旧不能との判断もあったため少々手こずりそうな印象を受けました。
一旦メディアをお預かりして、メディアの状態を確認することになりました。
まずは特殊な方法を使いメディアに直接アクセスしてみます。。。。
幸いなことに物理的には問題がなく全領域にアクセスが可能でした。
とはいうものの確かにデジカメやパソコン上ではフォーマットされていないメディアとして認識されてしまい撮影したデータはどこにも見つからない状態。
この結果よりファイルを管理する領域が何らかの原因(おそらく静電気)により破壊されてしまったことが原因と想定されました。
そこでこの破壊されてしまった情報を再構築してデータの復旧をすることにしました。
再構築の方法は残念ながらかなり専門的な部分になりますので説明を省略しますが、その結果。。。。。全データの復旧に成功!!!
お客様に復旧したデータを確認いただき、CD-Rにてデータをお渡しして復旧対応完了となりました。
(2011年10月~2012年3月までの撮影データ 計1215枚)
後で聞いた話では詳しいことはわかりませんが監査で使う重要なデータが入っていたとのことで復旧できなければ大問題になってしまうところだったようです。
お客様のご期待にお応えできて一安心しました。
補足となりますが、巷ではフリーソフトから市販品まで様々なデータ復旧ソフトがありますが、一般向けのソフトではまだまだ復旧能力はそれほど高くないようです。
実は今回の案件ではデータ復旧できたように見えたものが1つ(市販品)あったのですが、実際復旧されたデータは皆サイズが一緒になっており、本来のデータに無駄なデータがてんこ盛りになっている状態でした。。。
大事なデータの場合はやはりまだまだ私たちのような復旧業者をご利用いただくことがよいのではないかと思う次第です。
(ただし某大手さんのようなボッタクリには気をつけましょう。何処とは言いませんが。。。)
スタッフK
他社には断られたような事案も大歓迎。お困りのことがあったら、お気軽にご連絡ください。お見積もりは無料です。
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お世話になります。とても良い記事ですね。